人の縁

改めてはじめまして。これを読んでるってことは、まぁたぶん、俺とそこそこ親しい人なんだと思う。少なくとも、俺はそう思ってる。

なぜいきなりブログなんかを始めたかというと、理由は簡単。フォロワーが初めて、それが面白そうに見えたからだ。正確にはそのブログが面白かったから俺もやってみようと思ったからだ。

行き当たりばったりなのでこれから先も続くかもしれないし、これっきりかもしれない。

ま、そんな俺のどうでもいい自分語りは置いておいて、だ。


早速、本題に入ろうと思う。

といっても、たった23年の人生で語れることなどそう多くないだろう。

カップラーメンが出来るまで待つ時間やら、トイレで踏ん張ってる時に流し見する程度の暇つぶしにでも使ってくれればこれに勝る喜びはない。

また少し逸れてしまった。申し訳ない。

じゃあ、始めるとしよう。



俺の友人の1人に、遠方に住む奴がいる。

場所は一応伏せておく。ただ、行くには公共交通機関を使っても車を使っても半日或いはそれ以上かかる場所、とだけ記しておこう。


彼との出会いは大体2年前くらいだったと思う(多分)。

その頃の俺は今より多くのSSを書いていて、活動場所は渋では無かったけど、そこそこの数字を持っていてお気に入り数で言えば上から数えた方が早かったと思う。日刊ランキングにもそこそこ載っていた記憶もある。


その頃は今とは違うアカウントを持っていて、俺はそこにTCGのレシピを投稿していた。ただの雑記みたいなもんだし、反応なんて期待していなかった。

通知が来て、ふぁぼとRTがついた。思わず、FFにこれやってる奴いたっけ?と首を傾げた。

見るとそこにはFFじゃないアカウントがあった。まぁ作品を書いてる以上、FF外から通知が来るなんて珍しいことは出なかったし、無視しても良かった。

けれどなんの気まぐれか、そいつのアカウントを覗きに行ったのだ。過去の俺は。


こんな構築もあるのか 


細部はもう覚えてないけど、確かそんなことがRTの後に呟かれていた。

同じカードゲームをやってるという事実に過去の俺は舞い上がり、早速リプを飛ばした。


お互い敬語で何回かやり取りをして、気が合いそうなので相互になった。

そこからは早かったと思う。結構な頻度でTCGだったり当時属していたジャンルなどで盛り上がることが多かった。


とまぁけれどここで一つ問題が起こった。俺のアカウントがロックされたのだ。理由は今でもわからん。

また新しくアカウントを作り直そうかと思ったが、当時の俺は嫌なFFが居たし親しい人間も、そこまで居なかったので創作だけできれば他はいいやと思い、作り直さなかった。


そんなこんなで数日が過ぎて、ふとTCGのオタクのことを思い出した。

他のオタクはどうでも良かったが、そいつは同じTCGをやってるってことで、リア垢でフォローすることにした。

かと言って何かが変わるわけでもなく、とりとめないリプをしていた。この頃からお互いタメリプになった気がする。


んで、時は流れて数ヶ月。そいつが都内に来るって言うので、俺は嬉々として会いに言った。

通話とかしたことはなかったけど、まぁ日本語は通じるみたいだし平気やろ的な感覚だった。



遅刻した。



電車が遅延したからだったと思う。

ギリギリの電車に乗った俺が悪いと言われればそれまでだけど、相手は仕方ないと許してくれた。優しい人だなと思った。

んで、待ち合わせ場所について送られた情報を見て帰りたくなった。



身長が180cmくらいのやべー目付きの奴がいた。



別に格好がやべぇとかヒョロガリとかデブってわけじゃない、ひたすらに人相が悪い。ぶっちゃけ脱獄囚みたいだった。


けれど来たからには声を掛けずに帰るわけにもいかず。恐る恐る声を掛けた。


はじめまして。○○です。


すると脱獄囚は見ていたスマホをしまって挨拶を返してくれた。


こちらこそ。はじめまして。○○です。


脱獄囚のわりに爽やかな挨拶だった。

まぁそっから段々と慣れていき、いろんな店を回ったり紙をしたりして時間を潰した。その頃にはだいぶ打ち解けてたと思う。

そんで昼飯食べて、また紙をしてその日は解散した。因みに昼間は俺が店を紹介して脱獄囚が奢ってくれた。

自分で出すって言ったら案内してくれた礼だからいいと受け取ってもらえなかった。


それから脱獄囚と通話をするようになった。


そっからまた数ヶ月、脱獄囚がまた都内に行く用事があると言ってきた。

なので、また遊ぼうと言う話になった。と言っても、日程がだいぶ詰まっていたので、ライブの前の日に俺の地元で紙をしようって話になった。我ながら凄いと思う。


まぁそれで車を走らせて駅まで迎えに行って、また帰ってきて俺の地元で紙をして夜は飲んで、だいぶ仲良くなったと思う。

今度はこっちに遊びに来いって言われた。結構うれしかった。


そっからさらに数ヶ月、俺はお盆休みをどう過ごそうか悩んでいた。

そのことを脱獄囚に話すと、ならこっちに遊びに来れば?ということだった。

じゃあお言葉に甘えて、とホテルを探すと言ったら俺んちでいいって言うので二つ返事で了承した。

実家だと言うのでマジか、と思いつつお土産として地元の名産を持って行った。


向こうで脱獄囚の知り合いと紙をしたり、酒飲んだり金沢行ったり紙をしたり酒を飲んだり紙をしばいたりして2泊3日の旅程は本当に楽しいものだった。

別れ際、クッソ多いお土産を持たせてくれた。それだけで5000円は使ってたと思う。有り難い。



それからまた脱獄囚が都内に来るというので俺も同じライブのチケを取り、都内で脱獄囚と合流して遊んでから、今度は俺の実家に脱獄囚を泊めることになった。

ちなみにこの日脱獄囚はめっちゃ体調が悪く死にそうだったらしい。俺には元気に見えたけど。


それから数ヶ月、なんか知らんけど俺はまた脱獄囚のとこに行くことなった。去年の夏だったと思う。

前回行けなかった場所や、のとじま水族館やらつむつむの故郷を見に行ったりした。

最後の夜には脱獄囚の親が飯を作ってくれて脱獄囚の家族と酒を飲んだ。

このとき脱獄囚の妹(jc)がお土産美味しかった、ありがとうと言ってくれた。なんかうれしかった。

帰り際にはまたお土産を持たせてくれた。


彼に会ったのはこれが最後、この後年明けに遊ぼうぜって言ってたのが流れてから、コロナのせいで会ってない。









とまぁこんな関係を経て、彼は今俺と一番親しいオタクと言えるだろう。

ネットで知り合ったオタクとお互いの家を行き来するようになることは稀であると思うし、こんなに親しくなれるなんて、通知をもらった時の俺は考えもしなかった。


人の縁ってのは不思議なものだと脱獄囚にあってから改めてそう思うようになった。

脱獄囚と出会わなければ、俺はエンカを好むような人間にはならなかっただろうし、関東からプライベートで出ることなんてライブでもない限りなかったと思う。


脱獄囚とは今でも時々通話をするけど、相変わらずタメ口で仕事の愚痴とか近況報告とかをしあっている。

リア友と関わるのすら面倒になった俺が友人と言ってあげるのは間違いなく脱獄囚だろう。



かと言って、全てがうまくいくとは限らない。エンカしてうまく話せなかったこともあるし、エンカが原因でこじれた奴もいる。

それでも俺はエンカするのをやめる気にはならない。

別に脱獄囚となったみたいな友人関係になりたいわけじゃない。

長くなってしまったけれど、なにが言いたいかと言うと、


脱獄囚と出会って分かったのは、新しい人と関係を持つことは自分を豊かにする第一歩だと考えるようになったのだ。



社会人になってしまえば新しい出会いなんて、自分から動かない限りほとんどない。

それは女関係も友人関係も同じだろう。女関係は今のところ、動かす気は更々ないけど。


だから俺は人と関わりたい。己の人生を豊かにする為に。

かと言って全く話の合わない人間とあっても何にもならないのは分かりきっている。

ならば好きなジャンルで同じ趣味を持つ者とエンカしていきたい。




長くなったけど、ここまで読んでくれてありがとう。

できればこれを読んでいる人とは長い付き合いになれると嬉しいよ。


最後に一言だけ。これで締めることにするよ。



水着衣装の杏奈ちゃんのお腹に青痣があったら、それは最高に綺麗だと思わないかい?